HOME > 過去のトピックス〈一般〉:2014年 > 4月17日(開催案内)

第6回未来設計イニシアティブセミナー

時】

2014年4月17日 10:30 - 12:00

場】

総合地球環境学研究所セミナー室3・4(矢印 アクセス

【講演者】

森 壮一(地球研・客員教授)

【講演タイトル】

科学コミュニティとステークホルダーの関係性を考える

【講演要旨】

現代科学はこれまで専門分化しながら社会問題解決に少なからず寄与してきた。また、潜在的に今後の問題解決につながる研究成果も多数出てきているであろう。だが、科学者でないステークホルダーにとって、論文という科学者の世界のみで通用する研究成果発表は分かりにくく、アプローチし難く感じるのも事実である。また、東日本大震災の教訓から、科学者だからこそ可能な専門的な知見をリアルタイムに発信する必要性を改めて強く認識した。科学者は、現実社会によりコンタクトし、ステークホルダーの一員としてリアルタイムに、かつ科学者ではないステークホルダーにもわかりやすい形で、情報を発信し、現実社会と双方向性のやり取りをする機会をもっと持つべきではないだろうか。そのような科学者を将来的に育成していくべきではないか。地球研では特に、フューチャーアースをはじめとした地球環境問題解決に向けた様々な研究活動を行っている。私は地球研の活動が地球環境問題解決につながることを期待をする者の一人として、今、地球研の皆様と共に、改めて社会と科学コミュニティの在り方について考えたい。

なお、森さんは3月末に本講演と関わり、文科省・科学技術・学術政策研究所で、下記の報告書をまとめておられます。

矢印『科学コミュニティとステークホルダーの関係性を考える』報告書

※一般の方も入場できます。詳しくは下記までメールでお問い合わせください。


【問い合わせ先】

総合地球環境学研究所研究推進戦略センター基幹研究ハブ部門
松岡 e-mail