科研費 基盤B
「次世代大量ミトゲノム解析による魚類多様性研究の新展開:サンガー法から超並列法へ」

総合地球環境学研究所 研究プロジェクト
「東南アジア沿岸域におけるエリアケイパビリティーの向上」
主催

魚類の多様性研究における次世代シーケンシング技術の活用

【目 的】

次世代シーケンサー(NGS)が登場し、現在さまざまな分野での適用が進んでいる。1980年代以降大きく発展してきた分子遺伝標識を用いた系統学・集団遺伝学・進化学の分野でも、NGSによって、これまでにない大量のデータが得られ始めており、この分野の研究を量質ともに飛躍させる可能性が示されている。本ワークショップの共催者グループを含む魚類研究者も,NGSを活用した研究を積極的に推し進めており、試行錯誤しながらも着実な成果が得られつつある。また同時に、より広い応用を模索している現状にある。
このワークショップは、NGSを用いた最先端の取り組みについて、いくつかのグループから話題提供を行い、情報交換と議論を通じて、東南アジア沿岸域をはじめとした魚類多様性に関する研究推進を目的とする。

【場 所】

東大大気海洋研究所 2F 講義室

【プログラム】

2月1日
17:00–17:05 開会のあいさつ(渡辺 勝敏)
17:05–17:35 NGSによる生物多様性研究の現状(武島 弘彦)
17:35–18:05 RAD-seqの進化遺伝学への活用(小北 智之)
 
2月2日
9:00– 9:30 ミトゲノム決定・PTS法(平瀬 祥太朗・田畑 諒一)
9:30–10:00 ミトゲノム決定・キャプチャービーズ法(田畑 諒一)
10:00–10:30 データ処理パイプラインの作成(平瀬 祥太朗
  休憩
10:45–11:15 環境DNAのメタゲノム的解析とミトゲノム高速決定の試み(宮 正樹)
11:15–11:45 NGSを用いた大量STR作成(山﨑 曜・武藤 望生)
11:45–12:15 mRNA-Seqによる網羅的発現解析:非モデル魚類にどう適用するか?
 (橋口 康之)
12:15–12:45 総合討論:今後の展開(司会:渡辺 勝敏)
12:45–13:00 閉会(西田 睦)

【参加者予定数】

20名程度 参加をご希望の方は事前に下記問い合せ先までご連絡ください。

【お問い合わせ先】
東京大学大気海洋研究所 総合地球環境学研究所
武島 弘彦 武藤 望生
04-7136-6215 075-707-2325(直通)