森林をめぐる伝統知と文化に関する国際会議 第3回「里山と多様性」 開催報告
この国際会議はIUFRO(国際森林研究機関連合)の傘下で、豊かな森林に恵まれた東アジア各地の伝統的知識や文化を見直そうという企画であり、第1回は韓国・ソウルで、第2回は中国・昆明で行なわれました。今回は国際生物多様性年のクロージングイベントが金沢で行なわれるのに合わせ、地球研と金沢大学の主催で、地球研の山野河海イニシアティブの活動も兼ねて「生物多様性と伝統知」、「文化と風景」、「管理経営と政策」の三つのセッションを設けました。日本から8件、韓国6件、中国とフィリピン各2件、インドとラオス各1件の発表があり、FAO(国際連合食糧農業機関)森林局長のMichael MARTIN氏には特別講演をしていただきました。また16日と17日には金沢大学・能登半島里山里海自然学校のご協力で、県木ヒノキアスナロ(地方名アテ)に関する植林、流通・加工、工芸(輪島塗など)、文化(能登キリコ祭り)の見学をさせていただきました。ご協力いただいた皆様方に篤く感謝を申し上げます。(湯本貴和)
森林をめぐる伝統知と文化に関する国際会議 第3回「里山と多様性」 開催案内
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