第44回地球研市民セミナー
「地球環境学へのいざない−研究の裏舞台−」

総合地球環境学研究所(地球研)では、地球環境問題を具体例に則してわかりやすく解説した「地球研市民セミナー」を年に数回開催しております。
下記のとおり、第44回「地球研市民セミナー」を開催いたします。参加を希望される方は、開催日、講演テーマ、ご氏名、ご連絡先(e-mailアドレス・住所・電話番号・FAX番号のいずれか)をご記入の上、e-mail、電話またはFAXにてお申し込み下さい。
なお、今回の会場は地球研、時間は15:00−16:15(14:00受付開始)となっておりますので、お間違えのないようお願いいたします。
※詳細(チラシ)はこちら( PDF )です。
【テーマ】
「地球環境学へのいざない−研究の裏舞台−」
【概   要】

地球研では、地球環境学の創成を目標に掲げ、さまざまな学問分野の研究者が自らの学問領域を越えて日々活発な議論を展開しています。個々の学問だけでは、自然と人間との関係を解き明かしたり、地球規模で起きている環境問題を解決したりすることはできません。1つの研究プロジェクトには、総勢約50〜80人の研究者が集います。そのために、トランス・ディシプリナリティ(Transdisciplinarity)とも呼ばれる「多分野の研究統合」が必要になってきます。研究に携わる過程では、個々の研究者自身の研究方法をも変化させていかなければなりません。 今回は、こうした研究の裏舞台をご紹介しながら、日ごろ見ること・聞くことができない地球環境学の研究活動の実態に迫ります。

【講   演】
地球環境学者の研究活動
谷口真人(たにぐち・まこと) 地球研・教授
専門は水文学、地球環境学。「都市の地下環境に残る人間活動の影響」プロジェクト(2011年3月に終了)のプロジェクトリーダーを務めるなど、日本、東アジア、東南アジアの都市で地下水を通じて地球環境問題を研究しています。理学博士。
人に寄り添う環境学
渡邊三津子(わたなべ・みつこ) 地球研・プロジェクト研究員
専門は地理学。中央ユーラシアのカザフスタンにおいて、ソ連時代・ポストソ連時代を通して、農業や牧業、地域を取り巻く景観の変化を調査し、その変化の中で人々の生活や自然とのかかわり方がどのように変化してきたか研究しています。
聞き手
槙林啓介(まきばやし・けいすけ) 地球研・プロジェクト上級研究員
「東アジア内海の新石器化と現代化:景観の形成史」プロジェクトで、東アジア、とくに中国大陸をフィールドにして環境史・景観史研究に取り組んでいます。専門は考古学。文学博士。
【日    時】
平成23年8月5日(金)15:00−16:15(14:00受付開始)
【会    場】
地球研 講演室(矢印 アクセス)
ご来場の際には、公共交通機関をご利用下さいますようお願いいたします。
【聴    講】
無    料(どなたでも聴講できます)
【定    員】
100名(申し込み順)
【主    催】
地球研
【申込み方法】
FAX、ハガキ、e-mail、電話にて受付(お名前並びにご住所、お電話番号をご記入下さい)
【申し込み・お問い合わせ】
総合地球環境学研究所 総務課企画室
e-mail:
TEL:075-707-2173   FAX:075-707-2106
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457−4
ホームページ:こちら(http://www.chikyu.ac.jp)