第4回 地球研地域セミナー
災害と「しのぎの技」−池島・福万寺遺跡が語る農業と環境の関係史−

地球研スタッフが日本各地に出向き、地元の研究者や市民とともに地域に固有の自然と文化の問題について考える「地球研地域セミナー」を開催しています。第4回は、大阪府和泉市にて下記のとおり開催いたします。
参加希望の方は、下記の申込み方法をご参照のうえ、申込み下さい。
※詳細(チラシ)はこちら( PDF )です。
【タイトル】
災害と「しのぎの技」 −池島・福万寺遺跡が語る農業と環境の関係史−
【概   要】
歴史を紐解くと、モンスーン地帯の人びとはさまざまな災害に悩まされ、ときには大きな社会的混乱を経験してきました。では、人びとは災害をどのようにして乗り越えてきたのでしょうか
この問いに答えるヒントが池島・福万寺遺跡の調査から得られようとしています。池島・福万寺遺跡は、その調査規模において右に出るものはありません。また、縄文晩期から近世までの生活面が連続して検出できることも他に類をみません。大阪府文化財センターによるこれまでの発掘調査の成果は、洪水が繰り返し人びとに災害をもたらしてきたことを物語っています。地球研佐藤プロジェクトと同センターは共同で、発掘された遺物を学際的な視点から分析し、人びとが被った災害をより具体的に明らかにするとともに、人びとが災害をどう克服してきたのか、その「しのぎの技」の一端を解き明かそうとしています。
大阪府民共通の財産である池島・福万寺遺跡からわかったことを広く知っていただき、遺跡の価値と研究の必要性を改めて見直していただきたい、それが今回のセミナーにこめた主催者の願いです。
【日    時】
2008年11月 8日(土) 13:30−16:30
【会    場】
大阪府立弥生文化博物館 1階ホール   アクセス
  (大阪府和泉市池上町4丁目8-27)
【主    催】
総合地球環境学研究所、(財)大阪府文化財センター
【後    援】
大阪府教育委員会、大阪府立弥生文化博物館、
朝日新聞社、産経新聞社、 毎日新聞社、読売新聞社
【プログラム】
開会の辞    立本 成文 (総合地球環境学研究所・所長)
第一部    「考古学からみる災害の爪痕」
基調講演    大庭 重信 (大阪市文化財協会文化財研究部・学芸員)
対      談    井上 智博 (大阪府文化財センター・副主査)
大庭 重信 (大阪市文化財協会文化財研究部・学芸員)
第二部    「自然科学分析からみる災害としのぎの技」
パネルディスカッション
宇田津 徹朗 (宮崎大学附属農業博物館・准教授)
藤井 伸二 (人間環境大学・准教授)
木村 栄美 (総合地球環境学研究所・研究員)
田中 克典(総合地球環境学研究所・研究員)
まとめ   佐藤 洋一郎 (総合地球環境学研究所・副所長)
閉会の辞    金光 正裕 (大阪府文化財センター・池島支所長)
総合司会    阿部 健一 (総合地球環境学研究所・教授)
【聴    講】
無  料  (ただし、別途入館料が必要です。)
【定    員】
170名  (先着順)
【申込み方法】
お名前、ご連絡先 (郵便番号、住所、電話番号、FAX番号、E-mailアドレス)
についてE-mail、電話またはFAXにてご連絡下さい。
【お申し込み・お問い合わせ先】
総合地球環境学研究所 総務課企画室
TEL:075-707-2173   FAX:075-707-2106
E-mail:
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457−4
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