• 地球研和文学術叢書

環境人間学と地域
理想の住まい 隠遁から殺風景へ

自動車社会の到来とともに、都市の人々はこぞって郊外に家を求め、今や地球環境を脅かす問題を引き起こしている。人はなぜそれほどまでに郊外脱出を望んだのか? その根源には『桃花源記』に遡る隠遁への憧れがあった——。東西の古典・近代思想を縦横に逍遙し、近代郊外住宅の理想が現れた過程と人間の存在基盤への影響を浮彫りにする。「KYOTO地球環境の殿堂」第8回殿堂入りを果たしたオギュスタン・ベルク氏による都市論の集大成。

刊行物情報 オギュスタン・ベルク著/鳥海基樹 訳
出版社 京都大学学術出版会 2017年1月
A5上製・470頁・ 6,000円 + 税
ISBN: 978-4-8140-0051-7
リンク 理想の住まい 隠遁から殺風景へカタストロフと時間

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