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アフリカで学ぶ文化人類学
民族誌がひらく世界
本書は各章においてアフリカを舞台にした古典的な民族誌を取り上げ、その内容を丁寧に紹介しています。民族誌を通してそこに描かれたアフリカの生の人々の多様性に触れ、アフリカ社会に関する関心を育み、文化人類学を学ぶ人にとってもアフリカを学ぶ人にとっても最適の入門書です。
地球研の中尾世治特任助教が第8章「歴史と同時代性――ロ頭伝承研究と歴史叙述のフロンティア」の執筆を担当し、『無文字社会の歴史―西アフリカ・モシ族の事例を中心に』(川田順造)を取り上げ、自身のブルキナファソでの歴史研究とあわせて、口頭伝承が過去をいかに表現してきたか、過去の民族誌が歴史を再構成するための史料としていかに用いることができるのかについて論じています。
刊行物情報 | 松本 尚之・佐川 徹・石田 慎一郎・大石 高典・橋本 栄莉 編 発行 昭和堂 2019年11月 ISBN 978-4-8122-1906-5 A5判 288頁 価格2,200円+税 |
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