- その他の成果出版物
レジリエントな地域社会 Vol.4
景観、地域のレジリエンスと先住民族知
―ダム裁判後の二風谷と沙流川の文化景観についての座談会とインタビュー集―
北海道平取町(びらとりちょう)二風谷(にぶたに)の地は、「二風谷ダム裁判」(1993~1997)によって、たくさんの人たちに知られています。 この裁判では、二風谷ダムの建設に対して 、地権者でアイヌ民族の萱野茂氏と貝澤耕一氏が 、土地収用と明渡裁決の取消を求めました。1997年の判決は、ダムの建設と土地収用を違法とし、アイヌ民族を「先住民族」と認めた点で、画期的と評価されています。本書は、ダム裁判後の二風谷における環境と先住民族知、そしてアイヌ語に関する新しい取り組みに焦点をあてた座談会とインタビュー集です。
刊行物情報 | 人間文化研究機構 総合地球環境学研究所 羽生淳子 編 発行 人間文化研究機構広領域連携型基幹プロジェクト「日本列島における地域社会の変貌・災害からの地域文化の再構築」, 2020年3月17日 ISBN 978-4-906888-66-5 A4判 80頁 非売品 |
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