- 地球研和文学術叢書
環境人間学と地域
「ほっとけない」からの自然再生学 コウノトリ野生復帰の現場
2005年9月、絶滅から34年の時を経て、コウノトリが再び人里に舞い降りた。「里の鳥」コウノトリの野生復帰は、地域の人びとと自然との間にどのような関係の変化をもたらしたのか。生態学的観点からの自然再生にとどまらず、人と自然の関わりを創り直す包括的再生を目指したコウノトリの野生復帰の取り組みを、当事者の視点から振り返る。
【目次】
はじめに
序章 自然をほっとけない
第一章 コウノトリを野生復帰する
第二章 包括的に再生する
第三章 コウノトリを「ツル」と呼ぶ
第四章 コウノトリを地域資源とする
第五章 「野生」を問い直す
第六章 小さな自然を再生する
第七章 レジデント型研究者として生きる
終章 はざまをつなぐ
刊行物情報 | 菊地 直樹 著 出版社 京都大学学術出版会 2017年3月 A5上製・310頁 価格3,400円+税 ISBN: 978-4-8140-0082-1 |
---|---|
リンク | 「ほっとけない」からの自然再生学 コウノトリ野生復帰の現場 |
※2017年6月4日(日)付 読売新聞(朝刊)に掲載されました。