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庭師と旅人
「動いている庭」から「第三風景」へ Le Jardinier et le voyageur
庭を出発点に、人間と自然の根本的な関係を問いなおすフランスの庭師ジル・クレマン。地球を庭にそして人類を庭師とみなすことで、クレマンは激変する現在の地球環境をめぐって新たな思想を紡いてきました。
フランスにあるクレマンの自庭の「谷の庭」で観察した植物の動きが「動いている庭」の始まり。旅先で出くわした生物の混淆が「地球という庭」の始まり。そしてフランス中部のリムーザン地方での植生調査をきっかけとした風景の観察が「第3の風景」の始まり。本書では、それぞれの庭や公園を美しい写真を交えて紹介しています。
2015年2月に地球研主催にて、地球研(京都)、アンスティチュ・フランセ関西(京都)、日仏会館(東京)の3会場で行われたジル・クレマン氏の連続講演会「Ⅰ. 都市のビオロジー Ⅱ. 地球という庭 Ⅲ. 庭のかたちが生まれるとき」の講演をもとに再構成されています。
刊行物情報 | 著 者 ジル・クレマン 編 者 エマニュエル・マレス 翻 訳 秋山研吉 発 行 あいり出版 2021年3月 B5変形・並製 130頁 価格 2,000円+税 ISBN 978-4-86555-065-6 |
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