谷口 真人特任教授が、日本人で初めて、国際水文地質学会 (IAH: International Association of Hydrogeologists) の IAH honorary member award を受賞しました。

9月にメルボルンで開催された IAH2025 にて、表彰式が行われました。

受賞理由

He served as IAH’s Vice President for Asia Region from 2016 to 2020, where he championed global capacity building, facilitated cross-regional knowledge exchange, and helped shape IAH’s strategic research agenda in groundwater science and management. He promoted activities such as the groundwater-energy-food nexus, future groundwater, early career hydrogeologist involvement, and interdisciplinary research related to hydrogeology at global, regional, national, and local levels.

（和訳）

彼は2016年から2020年までIAHのアジア地域担当副会長を務め、グローバルな能力構築を推進し、地域横断的な知識交流を促進するとともに、地下水科学と管理におけるIAHの戦略的研究アジェンダの形成に貢献した。地下水・エネルギー・食糧の相互関係、未来の地下水、若手水文地質学者の参画、水文地質学に関連する学際的研究など、グローバル、地域、国家、地方レベルでの活動を推進した。

受賞コメント

専門分野の地下水学の世界最大の国際学会での受賞で、大変光栄に思います。水文学だけではなく、食文化やエネルギーとつながる地下水研究を、持続可能な社会への変容のあり方を考える中で取り組んできました。多くの共同研究者と関係者に心から感謝します。