2024.07.31

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フェローシップ外国人研究員(BABATUNDE, Raphael Olanrewaju)の受入れ

総合地球環境学研究所では、下記のとおりフェローシップ外国人研究員の受入れを行いました。

氏名:      BABATUNDE, Raphael Olanrewaju(ババトゥンデ ラファエル オランレワジュ)
受入期間:2024年7月9日 – 2024年9月30日
所属・職:Professor/Senior Research Fellow, University of Ilorin
研究課題:Large-scale land acquisition for agricultural investment by foreign interests:
                  impacts on food production, employment and livelihoods of smallholder farming households in Nigeria
       外資による農業投資のための大規模な土地買収:
                 ナイジェリアの零細農家に対する食糧生産、雇用、生活への影響

ババトゥンデ ラファエル オランレワジュ博士は、ドイツ・シュトゥットガルトのホーエンハイム大学で博士号を取得した農業経済学者で、ナイジェリア、イロリン大学農業経済学教授です。研究分野は、開発経済学と農村開発政策、土地利用経済学と持続可能な食料システム、貧困、気候変動、影響評価などで、定性的、定量的、混合的手法、実験的、非実験的手法を用い、開発途上国におけるプログラム、政策、技術導入が農村世帯の生活に与える影響を評価しています。

多くの国際機関で研究・政策コンサルタントを務めるほか、2016年からはアフリカ連合委員会(AUC)および西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の技術専門家として、包括的アフリカ農業開発計画(CAADP)及びアフリカの農業変革アジェンダの実施において組織を支援しています。

滞在期間中は、荘林幹太郎プログラムディレクターをはじめとする「土地利用の根本的革新のための知の結集プログラム」の研究者らと協力し、農業投資のための大規模土地取得(LSLA)がナイジェリアの零細農家の農業と生計に及ぼす影響を調査します。その目的は、一方ではLSLAが地域経済開発に及ぼす影響について明確な理解を得ること、他方では受け入れコミュニティの零細農家の権利と生活を保証する効果的な土地ガバナンスと責任ある農業投資の枠組みを提供することです。

BABATUNDE, Raphael Olanrewaju

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