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フューチャー・デザイン・ワークショップ19「公共交通を軸としたコンバクトなまちづくり」

日時
2022年11月7日(月)15:00 - 16:30
場所
オンライン
※ID・パスコードは担当者にお問い合わせください。
主催
実践プログラム(旧 実践プログラム3)
報告者
森雅志先生(富山大学客員教授・京都大学非常勤講師)
概要

我が国においては交通政策と都市政策が連携して論じられることが少なく、交通は公共交通と呼ばれながらも公共インフラとして評価されることがまれであり、交通単体でB/Cの議論がされることが多い。しかし、交通は都市政策の一部として論じられるべきものであり、まちづくりの重要なツールであると思う。多くの都市が自らのまちづくりの指針となる都市マスタープランを策定しているが、そのプランの中で交通が重要なツールとして強調されていることが少ない。行政の現場においても交通政策の担当とまちづくりの担当との間での連携が少ないからである。富山市が、2003年に発表した将来のまちづくりの基本的なビジョンは「公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり」というものであり、富山市は交通政策と都市政策の融合を基本としてきたのである。

交通がもたらす多くの社会的便益を評価して投資の効果を測定すべきだと主張し続けてきた。そして交通を軸としたコンパクトなまちづくりがもたらす税の還流や人口動態や健康・福祉への影響などをデータ化し全体としての都市経営を目指すことが重要であると考えている。そのことについて具体の取り組みや効果を説明し、見えてくる課題や論点を示すことで考察のヒントとしたい。

お問い合わせ
実践プログラム(旧 実践プログラム3)
上田 E-mail

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