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総合地球環境学研究所 上廣環境日本学センター(UJES)研究会:「自然界における動物の苦しみに対する我々の道徳的義務」の理論的および科学的考察

動物倫理学では、歴史的に、主に家畜化された動物を中心とした議論が行われてきた。しかし近年、こうした議論を野生動物にも広げるべきだという認識が高まっている。自然界では、人間活動における環境変化に加え、飢餓や病気など多様な自然的要因によって、多くの野生動物が日常的に深刻な苦痛を被っている。したがって、私たちが野生動物の苦痛にどう向き合うべきかという問題は、倫理・科学・政策のいずれにおいても重要性を増している。本研究会では、動物倫理の理論的枠組みと科学的知見を統合し、野生動物の苦しみに対して私たち人間が負う道徳的責務を再検討する。加えて、「野生動物の福祉」の政策提言や研究連携の基盤構築を目的とする。

日時 2025年7月30日(水) 15:30–17:00
会場 総合地球環境学研究所 セミナー室3・4 + Zoom配信(ハイブリッド開催)
https://us06web.zoom.us/j/87385037562?pwd=fMz7VNJhEdTiamtOmrRaY18byQfhy3.1
ミーティング ID: 873 8503 7562
パスコード: 588189
発表者 黒木 高雅(くろぎ たかまさ)
所属:宮崎国際大学 非常勤講師
専門分野:応用倫理学
黒木高雅は、2025年3月に宮崎国際大学大学院にて修士課程を修了し、同年4月より同大学で非常勤講師を務めている。今年の秋からは、上廣セント・クロス奨学金派遣制度の奨学生として、オックスフォード大学で研究活動を行う予定。主な研究課題は、動物倫理学およびメタ倫理学である。
参加方法 申込不要
問い合わせ先 秋山知宏(上廣環境日本学センター)
akiyama [at] chikyu.ac.jp ※[at]を@に変更してください。

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