2024年9月22日、23日の２日間にわたり、ニューヨークの国連本部にてUN Summit of the Future が開催されました。また、これに先立ち、同月20日、21日の２日間にわたり、サイドイベントの実施を含むAction Daysが開催され、56の団体が多様な観点から将来世代のwell-beingの保障や持続可能な成長に関するイベントを実施しました。もともと2023年9月の実施が予定され、コロナ禍を受けて1年延期の後に実施されたこの会合に向け、実に多様な議論が行われてきましたが、なかでも本サミットで採択されたPact for the Futureの起草や確定に関わっていたのはWalesのOffice of the Well-being of Future Generations Commissioner for Wales のオフィスのメンバーでした。

報告者は本年５月にも、FDWSにてWalesでのFuture Design実施とFuture Generations Forumへの参加について、報告をさせていただきました。今回のサミットも、この流れを受けています。今回の報告では、サミット実施に至るまでに報告者が知り得た議論等の経緯、現場で見聞したことについて報告し、Future Designを研究する立場から、両者の関係についていくつか考えを述べてみたいと思います。当日ご参加くださる皆様と議論できることを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。