• その他

キヤノングローバル戦略研究所・フューチャー・デザイン・ワークショップ64
「世代間の政策選好分析:日本におけるアンケートを用いた実証実験」

日時
2024年8月28日(水)15:00 - 16:30
場所
オンライン
※参加希望の方は担当者にお問い合わせください。
開催
中川戦略プロジェクト
報告者
辻 陽一郎氏(神戸大学大学院経済学研究科経済学専攻・後期博士課程)
瀋 俊毅先生(神戸大学経済経営研究所教授)
概要

今回報告させていただくのは、異なる世代の立場で政策パッケージを選択した時に、世代の立場の違いによって政策の選好が変わるのかを分析した研究である。
アンケート形式によるいくつかの政策パッケージから選んでもらうのだが、現役世代としての立場、子の世代としての立場、孫の世代としての立場のいずれかの立場に立って答えてもらった。また、政策パッケージは現実に施行され、現役か将来のいずれかの世代に負担がかかると想定される複数の政策で構成し、それぞれの政策における水準の組み合わせを政策パッケージとして提示し、この中から選んでもらった。
この異なる世代の立場に立つというアイデアはフューチャーデザインの研究領域でおなじみの「仮想的将来世代」に着想を得ており、熟議による資源配分の意思決定ではなく、個人の政策選好に着目した。
分析の結果、全ての世代の立場において現役世代の負担を避ける傾向が見られた。いっぽう、将来世代の立場では、将来の負担を避ける傾向が見られた。また、親社会的指向を持つ人は将来の負担を避ける傾向が見られた。
これらの結果から得られる含意は、政策を選ぶ際に自分とは異なる立場を想定するだけでも、将来世代に配慮する可能性が得られたということである。

言語
日本語
お問い合わせ
中川戦略プロジェクト
上田
ueda[at]chikyu.ac.jp *[at]を@に変更して下さい。

イベント一覧へ