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フューチャー・デザイン・ワークショップ11
「哲学と経済学から解く世代間問題:経済実験に基づく考察の展開」

日時
2022年7月15日(金)10:00 - 12:00
場所
オンライン
※ID・パスコードは担当者にお問い合わせください。
主催
実践プログラム
報告者
廣光俊昭氏(財務総合政策研究所客員研究員・経済学博士・在アメリカ合衆国日本国大使館公使)
概要

今回の講演では、いまだ生まれざる者を含む異なる世代の間に成り立つべき道徳上の関係について考察した、全体としてまとまりのある考察を提示する。世代間関係は過去から未来へと一方的なものであり、一回限りのものであるようにみえる。おまけにいまだ生まれざる者は、現在においては姿も形も持たず、現在の人々の行動によって生まれたり、生まれなかったりする存在である。講演ではこの特殊な存在者である将来世代との間に持つべき関係について、一般性の高い基礎的考察に取り組む。講演では、その考察を通じ、機能する(workable)制度と政策の提案へと議論を進める。気候変動問題や公的債務の累積などにみられるとおり、異なる世代の間の利害をいかに調整するかという問題を、我々はいまや避けることができない。講演では、異なる世代の間に成り立つべき道徳上の関係を示すことから、その関係を現実のものにするための方法論を提示することまでを課題とする。

お問い合わせ
実践プログラム 上田 E-mail

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