大学院教育
教育(学修活動・研究活動)
本コースの学生は、博士の学位を取得するにふさわしい能力を身につけるために、以下の要領で学修と研究を進めます。
まず、入学後すみやかに、主任指導教員1名および副指導教員1名以上からなる複数指導体制を構築し、博士論文研究を開始します(先端学術院特別研究IIIA-VB)。総合地球環境学がカバーする分野はとても広いので、学生一人一人の希望とニーズに合わせた指導体制を確立します。また、指導教員以外に、教育担当の専任教員が学生相談員を務め、学修や研究、生活、進路全般の相談に応じます。学生は、博士後期課程1年次に総合地球環境学概論・特論を受講し、研究の理論と方法、事例を学ぶことを推奨します。また、社会共創地球環境学入門では超学際研究の基礎を学ぶことができるほか、グローバルサステナビリティセミナーでは国際研究力を高めることができます。くわえて、本コースを含む20コースの科目の中から、各自の興味や専門に合わせて必要な授業を選んで受講し、関連分野の知識を広げることもできます。地球研のプロジェクト等が展開する研究の場を利用する経験などを通して、広い視野に立った独創性の高い博士論文研究の完成を目指します。
以下に、総合地球環境学コースの学位取得へ向けた履修イメージを図示します。
科目一覧とシラバス
当コース科目のシラバスは、リンク先の「コース等」にて「総合地球環境学コース」を選択し、検索の上でご確認ください。
学位を取得するには
学位を取得するには、所定の単位を修得し、かつ、博士論文の審査及び最終試験に合格することが必要です。学位論文は、予備審査を通過したのちに提出が可能となり、提出された学位論文は、外部委員を含む審査委員会で審査されます。審査においては、査読に加えて、コース主催の公開論文発表会での口頭発表と質疑が求められます。この審査に合格した後、各コースの代表によって構成される領域会議で最終承認を受けます。総合地球環境学の学際性に鑑みて、学位論文は「文化科学領域」「物理科学領域」「生命科学領域」のうちいずれかの領域で審査されます。これらの審査に合格した者には博士(学術)または博士(理学)の学位が授与されます。