谷口 真人

谷口 真人Makoto Taniguchi

副所長(研究担当)
地球人間システムの連環に基づく未来社会の共創プログラム

経歴

筑波大学大学院博士課程地球科学研究科修了、理学博士。
オーストラリアCSIRO水資源課研究員、奈良教育大学教育学部天文・地球物理学講座助手・助教授・教授。
その間、アリゾナ大学水文・水資源学科客員研究員、フロリダ州立大学海洋学科客員助教授。
その後、総合地球環境学研究所助教授・教授を経て、現在、総合地球環境学研究所副所長。
国際測地学・地球物理学連合フェロー、日本地球惑星科学連合フェロー、日本地下水学会学会賞、日本水文科学会学術賞を受賞。
現在、日本学術会議連携会員、Future Earth Nexus KAN運営委員。

Q&A

地球研ではどんな研究をしていますか?
狭い学術分野としては「地下水学・水文学」を、また気象学・地球熱学・沿岸海洋学・水産学・経済学・地理学との学際領域としては「地下温暖化」や「海底地下水湧出」を、さらに社会の中の学問としては、様々なステークホルダーとの協創による「水・エネルギー・食料ネクサス研究」や、「カーボンニュートラルに向けたSDGs-Nexus研究」を行っています。
地球研で研究したい人に向けてのメッセージは?
複合的な地球環境問題の解決には、異なる歴史・文化を有する多様な地域と地球環境の課題をつなぎ、地球史・生命史・人類史・歴史を踏まえた、地域により異なる自然・社会構造の違いの理解と、それに応じた社会変容と社会実装の視点が不可欠です。地球環境研究は、持続可能な社会をどう構築するか、人はどのように生きるべきかという問いに答えることにもなります。