近藤康久准教授らがゲストエディターを務めた       
Quaternary International の特集号が刊行

2018年7月30日に刊行された第四紀学の国際査読誌Quaternary Internationalの特集号「ジオアーケオロジー:堆積学と考古学の記録から痕跡的なデータを読み出すためのツールボックス」にて、地球研の近藤康久准教授がゲストエディターの一人を務めました。

この特集号は、2016年に京都で開かれた第8回世界考古学会議(WAC-8)のジオアーケオロジーセッションの研究発表を中心に、地球科学に基づく考古科学であるジオアーケオロジーの最新成果15報を収録した論文集です。

ジオアーケオロジーは「地球科学と地理学の方法を考古学や歴史学に応用する研究分野」(Fouache 2010)として出発しましたが、今では地理情報システムや衛星リモートセンシング、安定同位体分析など複数の研究手法を学際的に組み合わせた総合科学に発展しています。近藤准教授は、共同エディターのTara Beuzen-Waller, Friderike Stock両氏とともに、巻頭言 において、過去の人間と自然の関わりを読み解く学際総合科学としてのジオアーケオロジーの方法論的重要性を指摘しています。この特集号は、WAC開催後に地球研にエディターが集まって共同研究をおこなったことがきっかけとなって生まれました。

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