- 日 時
- 2022年1月29日(土)12:50 - 16:30
30日(日)10:00 - 12:10 - 場 所
- オンライン
- 主 催
- 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館
- 参加費
- 無料
- 定 員
- 500名(要事前申込・先着順)
- 開催趣旨
人間文化研究機構では、2017年度から「博物館・展示を活用した最先端研究の可視化・高度化」事業を開始し、その成果の一端は、「可搬型展示」というコンセプトのもとに制作した可搬型展示ユニットの制作に活かされました。可搬型展示ユニットは、研究成果を展示に連動させてきた歴博・民博に加えて、従来、展示事業を主としなかった4機関(国語研・国文研・地球研・日文研)による5年間の取り組みの最新成果を展示に収斂したものです。
また、歴博における「可視化・高度化」事業の試みは、総合展示第一室「先史・古代」における最先端の展示の取り組みに結実しています。この第一室のリニューアルでは、旧石器時代から10世紀の中世の萌芽に至るまでの、約3万5千年に及ぶ列島の各地域の歴史と文化が紹介されています。この展示が紹介する多様な文化の連なりは、国民国家に囚われない地域性や地域間のつながりを示すものであり、日本列島に幾重にも積層化されてきた地域文化の多様性を可視化するものでもあります。
本シンポジウムは、「地域文化」の多様性と横断性を基盤として、前半では地域社会との連携による歴史・文化資源の保存・活用に向けての実践事例を紹介し、後半では最新の研究によって見出された地域文化の多様性や横断的な交流の特質、新たな社会像を提示します。
- プログラム
-
- 13:10-13:25
- 13:30 - 13:45
- 13:50 - 14:05
- 14:10 - 14:20
- 14:20-14:35
- 14:40 - 14:55
- 15:00 - 15:15
- 15:20 - 15:40
- 15:40 - 16:20
- 16:20 - 16:30
- 10:00 - 10:45
- 10:45 - 11:30
- 11:30 - 11:40
- 11:40 - 12:00
- 12:00 - 12:10
1月29日(土)
報告1「方言の語りによる地域文化の記録と展示-与論島・八丈島での実践-」
木部暢子(国立国語研究所 特任教授)
報告2「ユニバーサルデザインを意識した地域文化の展示事例」
日高真吾(国立民族学博物館 教授)
報告3「地域社会での食の記憶を可視化する--「100才ごはん、3才ごはん」の試みから」
寺田匡宏(総合地球環境学研究所 客員教授)
休憩(10分)
報告4「可搬型展示「明智光秀と細川ガラシャ」の試み」
フレデリック・クレインス(国際日本文化研究センター 教授)
報告5「「気仙沼の《魚食》文化」に見るモバイル展示の領域展開」
川村清志(国立歴史民俗博物館 准教授)
報告6「アーカイブズの所在情報とハザードマップ」
青木睦(国文学研究資料館 准教授)
休憩(20分)
ディスカッション
閉会
1月30日(日)
報告7「地域文化の多様性と交流からみた新たな社会像-楽浪以前の日本列島-」
藤尾慎一郎(国立歴史民俗博物館 教授)
報告8「古墳とその社会像-東アジアの地域文化としての日本列島、日本列島の中の地域文化-」
松木武彦(国立歴史民俗博物館 教授)
休憩(10分)
質疑応答
閉会挨拶
青山宏夫(人間文化研究機構 理事)
- 問い合わせ
- 人間文化研究機構における博物館・展示を活用した最先端研究の
可視化・高度化事業
近藤 康久
国立歴史民俗博物館イベントページ(お申込みはこちらからお願いします)