地球研の成果と今後のさらなる進展について、国内の研究者コミュニティや一般の方に理解と協力を呼びかけていくため、東京でのセミナーを開催しています。第10回となる今回は、東京大学駒場キャンパスにて下記のとおり開催いたします。※詳細(チラシ)は こちら(PDF)をご覧ください。
報告書「続・コンヴィヴィアルな社会へ」(PDF/11.8MB)
- 日 時
- 2018年12月15日(土) 13:00 - 17:00
- 場 所
- 東京大学駒場キャンパス
アドミニストレーション棟3階 学際交流ホール
(⇒アクセス) - 主 催
- 総合地球環境学研究所
- 共 催
- 東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム(IHS)」
- テーマ
- 地球環境と生活文化――人新世における学び
- 概 要
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「私たちが知的に重視するもの、忠実さ、愛情や信念が内側から変わらずして、倫理観が転換したことなどなかった」―環境倫理学者アルド・レオポルドの言葉です。
作られた物を消費する力から、既にある物を探し出す力へ。私たちが価値を置く力が変わるとき、私たちの倫理観にもきっと大きな変化が訪れるはず。物事は今より少しゆっくりと進むでしょう。そこにあるのは、速度を落とす中で気づくことに価値が置かれる未来です。
日々の暮らしも、デザインも、私たちはしばしば、その答えを「シンプルさ」に求めます。
しかし、倫理観に変化が訪れた未来を構想するには、「シンプルに生きるとはどういうことか」をも問わねばならないでしょう。この問いを深めるべく、本セミナーでは、無印良品の商品開発に携わってきた矢野直子さんと、哲学者鞍田崇さんによる講演と対話、大学院生や研究者による研究成果のポスター発表を行います。これらを通して、日常の中の様々な気づきと地球規模の環境問題とをつなぐものとは何かを、皆で考えてみませんか。 - 参 加
- 入場無料・申込不要
- 問い合わせ先
総合地球環境学研究所 広報室
Tel:075-707-2128
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457番地4
※平日の9:.00-17:00にお問い合わせください。
プログラム
- 13:00 - 13:20 開会挨拶
- 13:20 - 14:00 ポスターフラッシュ発表(各2分)
- 14:00 - 15:00 ポスター展示
- 15:00 - 15:30 基調講演
- 15:30 - 16:00 話題提供
- 16:00 - 16:10 休憩
- 16:10 - 17:00 対談
- 17:00 閉会
「ローカルとグローバル、今に生きる民具を考える。」
矢野 直子 株式会社良品計画 生活雑貨部 企画デザイン室長
「いまなぜ民藝か?」
鞍田 崇 明治大学理工学部 准教授
「地球環境と生活文化」
矢野 直子×鞍田 崇
★ 当日は記録・広報用に写真、動画の撮影を行います。あらかじめご了承ください。