地球研地域連携セミナーは、世界や日本の各地域で共通する地球環境問題の根底を探り、解決のための方法を考えていくことを目的に、地元の大学や研究機関、行政機関などと連携して開催するセミナーです。第19回となる今回は、北海道札幌市にて下記のとおり開催いたします。
- 日 時
- 2017年8月4日(金)13:30-17:30
- 会 場
北海道大学国際食資源学院 F319 室
(〒060-0809 北海道札幌市北区北9条西9丁目)
(⇒アクセス)- 主 催
- 総合地球環境学研究所, 北海道大学国際食資源学院
- 協 力
- 北海道大学農学研究院
- テーマ
- 「農」の再発見: 世界のフィールドから見えてくること
- 概 要
-
「知」を再発見することは、私たちにとって非常に重要な試みです。そして、知を再発見をするための方法はもちろん、「知」そのもののも、極めて多様な広がりを持っています。私たちは、世界や地域の暮らしの風景から見えてくるものを出発点に、この再発見の試みを行おうと考えています。
私たちが実施しているサニテーションのプロジェクトにおいては、「農」がサニテーション価値連鎖の形成の中で重要な位置を占めると考えています。そして、「農」は単なる生産活動だけをさすのではなく、人々の暮らしや営みや文化も含んだものと捉えています。つまり、「農」の営みは「生活圏」の営みなのです。
私たちは、「『農』の再発見:世界のフィールドから見えてくること」をテーマに、4回にわたって北大・地球研の合同セミナーを開催してきました。5回目となる今回は、地球研地域連携セミナーとして、このテーマをさらに深く掘り下げてみたいと考えています。
このセミナーでは、世界のフィールドで働いてきた研究者の方々に、フィールドからみえる「農」を語っていただきます。そして、「農」を再発見してみようと試みます。
- 入場無料・申込不要
- 問い合わせ先
-
北海道大学 大学院国際食資源学院
〒060-8589 北海道札幌市北区北9条西9丁目
船水研究室
Tel:011-706-4001 総合地球環境学研究所 広報室
Tel:075-707-2128
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457番地4※平日の8:30-17:00にお問い合わせください。
プログラム
- 13:30-13:40
- 13:50-14:30
- 14:30-15:10
- 15:10-15:20
- 15:20-16:00
- 16:00-16:40
- 16:40-16:50
- 16:50-17:20
- 17:20-17:30
挨拶
開会挨拶
船水 尚行(北海道大学大学院農学研究院 特任教授・総合地球環境学研究所 教授)
井上 京 (北海道大学国際食資源学院 学院長)
安成 哲三(総合地球環境学研究所 所長)
講演1
「ラオス北部山岳地帯の焼畑農民が直面している問題とその対策」
柏木 淳一(北海道大学大学院農学研究院 講師)
講演2
「人はなぜ農業に惹かれるのか? ―Iターン就農、安喰さん家族の座談会記録より」
石山 俊(総合地球環境学研究所 外来研究員)
三村 豊(総合地球環境学研究所 センター研究推進員)
休憩
講演3
「農業経済学から見える途上国の「農」―ベトナム農民のリスク分散行動から―」
齋藤 陽子(北海道大学農学研究院・農資源経済学研究室 講師)
講演4
「アジアやアフリカの脆弱環境に向き合う-人びとの暮らしの向上と資源・生態環境の保全をめぐって-」
田中 樹(総合地球環境学研究所 教授)
休憩
総合討論
コメンテーター 西條辰義(総合地球環境研究所 特任教授・プログラムディレクター)
閉会挨拶
窪田順平(総合地球環境学研究所 副所長)