山村プロジェクト 全体会議

2007年11月7,8日 KKRびわこ

1:30 リーダー挨拶・連絡
1) 評価委員会評価が印刷物として配布された。
個別意見がとして、なぜモンゴルとサラワクなのか、
モデルがどのようなものなのかわからないという意見があった。
モデルは、データを取ってから事実に基づい てするべき/平行して進めるべ
きという両方の意見があった。
2) FR 1-3年(来年度から) 本格的におこなう、4年目 補完的データ、5年目 まとめ
3) 地球研の方針がかわり、プロジェクトの長さに幅ができた:山村プロが
FR5年できるかどうかは確定ではない
4) 地球研の組織改革;研究推進戦略センター(センター長 秋道)(選任教
授 4、準教授3)、研究推進部門(早坂)、戦略策定部門(佐藤)、成果公
開・広報(湯本)、専任教授は任期 なし
5) プロジェクトのHPができている
地球研公式ページ
http://www.chikyu.ac.jp/rihn/pro/2007_3-5.html
から、プロジェクトのHP
http://www.chikyu.ac.jp/yamamura-pro/
にリンクされている。関係者のみのページには、UN: mongolia, PW: sarawak
ではいることができる。
6) メーリングリストができている
アドレスは、p3-5all@ml.chikyu.ac.jp
7) 地球研発表会は12月14日
発表15分+質疑15分

● 1:40 理論班
全体構想(石井、ppt
目標
1.定量的なモデル
今まで取り入れられていない要素をいれる;階層構造(フィードバック)、人間社会
2.新しい理論、モデルの提案

着目する量は例えば
・土地被覆(生物資源の量を反映している)
・CN同位体比(生態系の中の獲得している部分)
(この分析について何がわからるのか?使えるか?は未知;人間が何を食べているか)
・C14:生態のカーボンフローの指標となりうる
・サラワク(森林)とモンゴル(草原)の比較に役に立つかも

変化について
人間の影響によって食物網の構造が変化するか?それがさらにフィードバック
をもたらすか?について明らかにしたい
時空間的に広いデータがあれば、変化が解析できるかもしれないが、モンゴル
では歴史的サンプルを手に入れるのは難しい;やみくもにサンプルを集めても
仕方ない

どれくらい精密なデータを想定しているのか?
たくさん情報があればあるほどよい

草の質について区別できるか?
季節変化/高さで区別可能かもしれない

トピック紹介
モンゴルでの人の移動について(山村、ppt
山村プロジェクト:所有権と生態系(中丸、ppt
 アナツバメの所有権の問題を扱ったが、
 モンゴルの土地の保有権(文献は少 ない)にも拡張可能。

モデルを動かすためのシナリオを考える必要がある
・人間の移動
・土地の利用制度

シナリオを検討する目的はなにか?
予測の結果を示して選択肢の評価材料を示す

●  3:40 モンゴル班
全体構想 (藤田 ppt

低木群落の機能と草原の季節生産:遊牧民の移動ーCaraganaの減少、降雨の遅れ
遊牧による草原利用による草原利用はモンゴルの自然環境の持続的利用に適しているか
人口移動などについて
鉱山開発について
(鉱山の種類、環境の被害、既存のデータを利用する、政治的にセンシティブな問題)
農地について(野菜の増加)

どのあたりからモデル化が可能か?
鉱山は局所的なスケールで全体に組み込むのかどうかは未定
たとえば農業の持続性(地域によって違う)
水の動き(モデルはできている(信頼性はさておき))

モンゴルでの水に関する話題(杉田 ppt
植物の水利用 森林と草原、川と地下水
川の水と井戸の水はほとんど交流はない
井戸の持続性について、基本的に十分だが
空間的、時間的不均一性を考慮するとどうなるか

物質循環(広部

モンゴル人文(前川 ppt

モデルの予測は社会体制の崩壊とかをどう考えるのか?
考えない

鉱山は大スケールの問題になるのか?
今のところわからないが、入れる可能性はある
限られた予算でどのようなデータを取ったら役に立つのか検討する必要がある

鉱山が地下水をつかったら植生がどうなるか、という議論は可能か?
カナダ国籍の多国籍企業は企業イメージと関わるので実データを得るのは難しい

訃報採掘者の影響はどうなのか?
データは存在しないが汚染の影響は大きい

長い目(100年)で見るとモンゴルの劣化は進行しているのか?
しているはず。
劣化の要因として空間的不均衡の影響が大きくなることがある
水門データは50年あるので、草原の状態についても同じくらいデータはあるか
もしれない
古地図(19世紀末)には森林、湖がある
レンジャーが数十年同じ森林を見ている人がいるので、聞き取り調査が可能か
も知れない
年輪解析、安定同位体の利用、が可能かも知れない

いろいろなテーマが乱立していてまとまるのか?
努力する必要があるが、遊牧が一つの軸になるだろう

遊牧民の移動(ナチン鬼木

●  8日9:00 サラワク班
1)全体構想 (酒井 ppthandout

2)森下 
プランテーションの拡大に関わる制度の研究
1958 土地法 のほかにも制度の変遷を知る必要がある
政治家、企業(5大企業 RH、○ Samling,○ Shim Yangほか)の役割を調べる
関連機関、関連部局を特定する
社会(村・州有地)への影響にはどのようなものがあるか
訴訟の記録から、深刻なコンフリクトにどのようなものがあるか明らかにする
村の支持政党がプランテーションの進出に影響を与えているかも知れない。
政府には環境Assessment、EIAの記録があるので、そのレポートを調べる必要がある

3)種子捕食者としての小型ほ乳類ー植物の相互作用(中川 ppt
植性間の移動はするのか? ほとんどしないようである。大型のものではある
だろうが、同じ方法では難しい。
人社系の仕事と共同研究は可能か? 今のところアイデアはない
どのような要因が効いている

4)多点調査計画(市川 handout)(質問票
話し合いによって変更があった。
2段階はやめて、100村20世帯をやる。

現在と20年前の衛星画像(写真)をもっていき
土地利用をマッピングすることは可能か?努力する

出てくる結果はある程度想定されている
何のためにやるのか、意義がよく見えないー>
相関関係の関数を得ること、相対的重要性を示すことが社会的には大事

● 8日11:30 全体議論
複雑な社会関係すべてを取り込むのは無理なので、大事な関係を抽出する

モンゴルの中スケールに対応するサラワクはどれくらいか?
考える対象によって違うのでは

サラワクにモンゴルの乾燥度に対応する傾度はあるか?
わからない

モンゴルとサラワクで共通の枠組みを作る必要がある
従属変数 土地被覆 食物網 環境収容力? 収入
説明変数 住民の生き方、制度 社会的要因

なにを知りたいか? 
エコツーリズム・ポテンシャル
何人暮らせるのか?どう生きるのか
持続性(独立ー>分業)

班ごとに
・来年度のアウトプット
・考えられるシナリオ(選択肢)
・来年各個人が何をするのか
議論してほしい

● 13:00 班ごとのディスカッション
○サラワク班(まとめファイル参照)
2008年
パイロット調査(質問票の検討)1地点
30点(きっちりメニュー)=> 今までメンバーが入っている場所で

今年度の予定
社会系質問 たたき台作成:市川
生態調査 たたき台作成:市岡
メーリングリストで打診したのち打ち合わせ(12/7)
質問票、航空写真、衛星写真の準備

出てきた結果からのアウトプットはどう結びつけるのか?これが大事!

調査許可をとる必要があるか、検討する

○理論班(まとめファイル参照)
山村モデルと石井モデルの結合
人の動きに加えてお金の動き:メンバーの強化
大規模なモデル:人材が必要
生態学会で打ち合わせをする

○モンゴル班(まとめファイル参照)
アンケート調査の検討
調査地の決定をする
幹線道路を軸として取り入れる必要がある
灌木の問題、地下水の問題を重点的に調査をする必要がある
研究協力機関を増やしデータを入手する
鉱山問題については土地利用への影響は未知なので情報収集をする

酒井 章子