2007年12月4日(火)に総合地球環境学研究所で第3回モンゴルセミナーを行 いました。講演者は、スチンフ(大阪大学グローコルセンター)「河をめぐる 攻防(環境ー生業、文化、富):モンゴル国ウブルハンガイ県のオンギー河に ついての調査報告(2007年8月)」と永田俊(京都大学生態学研究センター) 「トール川の水質」の二人でした。
スチンフさんは、南ハンガイ県オンギー川の上流に1994年に鉱山が初めて開 業し、現在43社が営業し、その他7000人程度の忍者が活動しており、1997年に オンギー川が断流して下流のウラン湖が干上がってしまった現状と流域の遊牧 民世帯への影響を紹介した。
永田さんは、トール川の流域調査でウランバートルを境に水質、特に窒素が 増大すること、ウランバートル周辺の詳細調査を行うと、窒素とリンの大きな 負荷のほとんどは下水処理場由来であること、トール川下流では無機態の窒素 が植物プランクトンに取り込まれて存在していると推定されることを紹介し た。