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オランウータンの吊り橋国際シンポジウム

日  時: 2012年7月7日(土) 14:30~17:30(予定)(開場14:00)
場  所: 総合地球環境学研究所 講演室 (矢印アクセス
主  催: ボルネオ保全トラストジャパン
共  催: 総合地球環境学研究所
言 語: 日本語・英語(日英同時通訳付き)
定 員: 先着100名
参加費: 無料(資料代別途)(要事前申し込み
※お申込み方法はボルネオ保全トラストジャパンのウェブサイト(http://www.bctj.jp/)をご参照ください。
【要 旨】

ボルネオでは熱帯雨林の伐採、アブラヤシ農園への転換が急速に進み、野生動物の生息地の減少、分断化が急に進んでいます。水を怖がるオランウータンは枝から枝を伝って川を渡っていましたが、森がなくなると川や排水路をこえることができず、パートナーを探しに行くこともできません。このままでは、野生のオランウータンがいなくなってしまいます。

2008年、日本の動物園のスタッフがボルネオに行って、中古消防ホースでオランウータンのための吊り橋を初めてかけました。そして、オランウータンが実際に利用していることも確認できました。以来、毎年1本ずつ架橋しています。

このシンポジウムには、サバ州野生生物局局長、NGO代表、BCTの調査担当者がボルネオから参加、「吊り橋」という生態保全対策の意義、評価、野生生物局と動物園という域内保全、域外保全の協力体制など、現地の状況への理解を深めるとともに今後の対策について検討する場としたいです。