COP10で地球研ブースを出展
名古屋市で行なわれた生物多様性条約の締約国会議(COP10)開催中の10月23日から29日まで、地球研は本会議場前の広場に展示ブースを出展しました。内容は、地球研における多様性研究などの紹介パネル(地球研の研究の全体、世界的に広がる14のプロジェクトのフィールド、教育・広報活動のようす、山村プロジェクトと湯本プロジェクトの具体的成果など)、大型モニター(プロジェクト紹介、生物多様性クイズなど)、生物多様性教材(英語版)の配布、『地球環境学事典』を含む最近の地球研出版物の現物展示などでした。ブースは日本政府・文部科学省の一角の小さなテントに設置され、スタッフが常時張りつく体制
をとりました。期間中の来訪者は1,000名近くを数え、熱心な質問も多く寄せられました。それぞれに楽しんでもらえたとは思いますが、このようなブース展示だけで研究の結果を一般の人に理解してもらう難しさも感じました。しかし、要覧を手に取ってみたり、持ち帰る人も多く、少なくとも日本に地球研というものがあって、文理融合の研究によって環境問題に取り組んでいることは発信できたのではないでしょうか。(山村則男)
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