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国際植物考古学シンポジウム
「稲作の起源とその伝播―植物考古学と遺伝学の視点から」

日  時: 2009年8月30日(日) 9:30−17:00
2009年8月31日(月)  9:50−17:00
場  所: 総合地球環境学研究所 講演室 ( アクセス)
主  催:

地球研・文明環境史プログラム
プロジェクト「農業が環境を破壊するとき―ユーラシア農耕史と環境」(里プロジェクト)

言  語: 英語
備  考: 聴講無料
■概要

中国における稲作の起源とその東南アジア・東アジアへの伝播の様相については、昨今植物考古学、考古遺伝学の双方から新しい資料が続出し、従来の見方への再考をうながしている。しかしこれまでこの二分野の間には十分な意見交換がなく、統合的な議論が行われていない。

本シンポジウムでは、植物考古学、遺伝学の分野における初期稲作の研究者、8カ国、11名を招き、最新研究成果の報告、およびディスカッションを行う。そこでは、植物考古学と遺伝学の融合にとくに重点を置き 、双方の分野の研究者の意見交換を通して、稲作の起源に関する新しい研究の可能性を追求する。

詳細チラシはこちら(PDF)です。
■スケジュール
8月30日(日) 9:30〜17:00
【セッション1:植物考古学と遺伝学からみる初期稲作の諸問題】
講演者
ドリアン・フラー(ロンドン大学UCL)、佐藤洋一郎(総合地球環境学研究所)、
マイケル・プルガナン(遺伝生物研究所)
【セッション2:稲作の起源および野生植物の利用】
講演者
趙志軍(中国社会科学院)、中村慎一(金沢大学)、
アンドリュー・フェアバーン(クイーンズランド大学)
8月31日(月) 9:50〜17:00
【セッション3:東南アジアおよび東アジアへの稲作の伝播】
講演者
ムクンド・カジャレ(ディームド大学)、マルコ・マデッラ(スペイン科学研究所)、
スティーブン・ウェバー(ワシントン州立大学)、武藤千秋(総合地球環境学研究所)、
安承模(圓光大学校)
■関連シンポジウムのご案内 (詳細はこちらをご参照ください。)
【お問い合わせ先】
細谷 葵
(総合地球環境学研究所 研究員)
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構
総合地球環境学研究所
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457番地4
TEL:075-707-2386 FAX:075-707-2508