発展する東南アジア中心都市における都市化、
エネルギー需要と沿岸環境

「都市の地下環境に残る人間活動の影響」プロジェクトでは、外国人招聘研究員のウイリアム・B・バーネット教授のセミナーを下記の通り開催いたします。皆様のご参加をお待ちしております。

日  時: 2009年9月16日(水) 13:00−14:00
会  場:

総合地球環境学研究所・セミナー室3,4 (アクセス)

題  目:

発展する東南アジア中心都市における都市化、エネルギー需要と沿岸環境

発表者:

ウイリアム・B・バーネット(フロリダ大学海洋学部教授)

言  語: 英語
【要  旨】

世界の人口が増大し続けるにつれて、多くのアジア中心都市が「大都市」(1千万人以上)に変化しました。1950年には、大都市(ニューヨーク)は世界中でたった1つでした。今日では17あり、そしてこれらの内14が沿岸環境にあり、そ して11がアジアに位置しています。1950年以前の都市化は比較的ゆるやかで、数億人を引き込みました。近年60年間は、都市化はかなりスピードを増し、何十億の人々が引き込まれました。
最近の都市化は、エネルギー需要と、地上と地下の両方の環境に相当なストレスを加えました。RIHN(総合地球環境学研究所)のプロジェクト「都市の地下環境に残る人間活動の影響」の一部として、我々は地下の環境(例えば地下水)と沿岸海洋環境の関係や相互作用を調査しました。バンコクとマニラ周辺の地下水源から水路への無機窒素・リンのフラックスは、汚染のない環境よりもより桁違いに大規模であることが示されました。このような影響は沿岸海洋環境の生化学的な変化(赤潮など)の原因になり得ます。

【お問合せ】
豊田知世
(総合地球環境学研究所 プロジェクト研究員)

総合地球環境学研究所
〒603-8047
京都市北区上賀茂本山457番地4
TEL:075-707-2256
FAX:075-707-2506
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