プログラム
Date & Place | 2007年11月24日(土) 高知女子大学永国寺キャンパス(高知市永国寺町5-15) 2007年11月25日(日) 高知城ホール(高知市丸ノ内2丁目1-10) |
参加方法 | 無料 |
主 催 | 地球研 プロジェクト2-5FR「農業が環境を破壊するとき−ユーラシア農耕史と環境」 |
共 催 | 焼畑による山おこしの会、高知女子大学 |
後 援 | 高知県、仁淀川町、高知県立歴史民俗資料館、高知県教育委員会、高知市教育委員
会、 JA高知中央会、土佐学協会、スローフード高知、NPO土佐の森救援隊、わし の里元気村、 194元気塾、西日本科学技術研究所ほか、高知県内マスコミ各社 |
概 要 | 近年の地球環境問題に対する関心の高まりの中で、さまざまなスタンスから、持続可能なライフスタイルのあるべき姿が問われています。この企画は、そうした動向をふまえつつ、地域の自然条件との調和を保持し、持続的な農耕と生活文化を育んできた「里」の姿の具体例――「焼畑」の現代的意義を検討しようというものです。 焼畑に関する映像資料や伝統芸能の実演などを手がかりとして、“火”を介した人と自然との関係史への理解を深めるとともに、各地で焼畑を実践されている方々にお集まりいただき、その経験と思想をこれから私たちがどう継承していくべきなのかを考えます。さらには、ゲストとして、伝統文化の奥深さと魅力を現代的な感性で発信しつづけているエッセイストの麻生圭子さんをお招きし、伝統的な暮らしと現代のライフスタイル、そもそも人間の暮らしのいとなみと自然との関わりはいかにあるべきかについて探っていきます。 |
【プログラム】 | |
■11月24日(土) 高知女子大学永国寺キャンパス(203教室) | |
総合司会:六車由実氏 (東北芸術工科大学准教授)・橋尾直和氏(高知女子大学准教授) |
|
【午前の部】 | |
10:00 | 焼畑フィルム上映会「椿山(つばやま)―焼畑に生きる」 ※解説 中内福富氏(仁淀川町椿山区長) |
11:30 | 「椿山太鼓踊り公演」 ※解説 椿山太鼓踊り保存会 |
12:00-13:30 | 昼休み |
【午後の部】 | |
13:30 | 「各地の焼畑実践者との会談」 |
※パネリスト | |
奥田英雄氏(高知:焼畑による山おこしの会) | |
後藤勝利氏(山形:藤沢カブ焼畑実践者) | |
椎葉勝氏 (宮崎:椎葉村焼畑実践者) | |
※ゲストスピーカー 山口聰氏(愛媛大学農学部准教授) | |
14:30-14:45 | 休 憩 |
14:45 | 対談「火とともに暮らす」 |
※ゲスト 麻生圭子氏(エッセイスト) | |
※聞き手 佐藤洋一郎(総合地球環境学研究所教授) | |
16:15 | 「焼畑についての提言」 |
■ 11月25日 高知城ホール | |
10:00 | 「池川神楽公演」 |
※解説 池川神楽保存会 | |
12:00 | 閉会 |
【ゲスト・プロフィール】 | |
麻生圭子 ASO Keiko エッセイスト | |
1957年大分県生まれ、東京育ち。80年代に作詞家として数々のヒット曲を手がけ、91年より文筆活動に入る。96年に結婚を機に東京を離れ京都へ移り、99年より町家暮らし。同年に出版された『東京育ちの京都案内』、翌年の『東京育ちの京町家暮らし』(いずれも文藝春秋)で、京都ブーム・町家ブームの火付け役となる。その後、NHK趣味悠々の茶の湯講座への出演をきっかけに、茶道もたしなむようになり、2005年には茶室のある築80年の町家に転居。京都に息づく日本文化の奥深さ、伝統的な丁寧な暮らしの魅力を、エッセイ・講演などを通して発信しつづけている。作詞家としての主なヒット曲に、吉川晃司「ユー・ガッタ・チャンス」、浅香唯「セシル」、徳永英明「最後の言い訳」など。主な著作に、『京都で町家に出会った』(文春文庫)、『生活骨董』(PHPエル新書)、『京都がくれた小さな生活。』(集英社be文庫)、『麻生圭子の京の花ごよみ』 (淡交社)、『茶わん眼鏡で見た、京の二十四節気』(日本経済新聞出版社) など多数。最新刊として、今月末に、『東京育ちの京都探訪〜火水(かみ)さまの京(みやこ)』(文藝春秋)が上梓される。 |
|
【質問その他お問い合わせ先】
鞍田 崇 KURATA Takashi |
「農業が環境を破壊するとき −ユーラシア農耕史と環境プロジェクト」研究員 |
大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 |
総合地球環境学研究所 |
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457番地4 |
TEL:075-707-2386 FAX:075-707-2508 |