リチャード・プリマック先生は、「保全生物学のすすめ」という保全生物学の先駆けともいうべき本の執筆者で、今はBiological Conservationのエディターをしておられます。
この10月から東京大学に滞在し、鳥や植物に与える気候変動の影響についてのデータを過去にさかのぼって収集しているそうです。
プリマック先生はアメリカでの調査地であるマサチューセッツ州のコンコルドでも地球温暖化が生物に与える影響を過去にさかのぼって検証する研究をされています。
過去150年間の植物の開花記録や写真を市民から募るとともに、博物館の標本情報を活用した研究は、マスメディアにも何度も取り上げられ、その研究成果はひろく一般市民にも広まっており、市民活動による保全活動も活発化しています。
今回のお話は熱帯雨林の保全についてのお話ですが、最前線の研究をしながら一般市民への発信・普及も活発にされているプリマック先生のお話は、地球研としても参考になるヒントがたくさんちりばめられていると思います。大勢の参加をお待ちしております。