地形、植生、水と大気、建築、街路、庭、人間など、様々な要素の アンサンブルからなる「都市景観」に多くの人々が関心を抱くのは、 高度経済成長による国土の破壊が進む第二次世界大戦後のことであ った。こうした状況のもとで姿を消し始めた日本の伝統的街並みの 現地調査を行い、その景観をテクストとして解読する「街並み記号論」 を展開してきたが、そこで解明した魅力的な景観の仕組みを紹介する とともに、豊かな生命と暮らしを育む景観・環境をデザインする可能性 について考察する。また、マンションや駐車場、高層ビル、ゴルフ場等 の建設によって破壊されつつある京都の都市景観の再生への取り組みに ついても言及する。
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