日高敏隆所長は、9月1日から4日の間に訪中し、「中国黄河流域をフィールドとする自然環境の変動に伴う諸変化と生態系・人間社会へのその影響の解明」のプロジェクト研究促進を図るため、福嶌義宏プロジェクトリーダーらとともに中国楊凌にある西北農林科技大学において共同研究協定を締結、併せて、地球研側が設置した最新測定器を用いた二国間の共同研究の現場等の稼働状況の視察を行った。
これにより地表水量の低下が著しい黄河流域(75万平方キロ)を対象とした双方の研究成果をもちより、黄河領域水循環と水利用に関する高解像度の水文・水資源モデルを構築する方向性が確保された。