行事案内

第21回 地球研市民セミナーが開催されました。

 第21回地球研市民セミナーが10月12日にハートピア京都(京都市・中京区)で行われ、約120人の参加がありました。今回から隔月を目処に市民セミナーを地球研外で開催することになりました。今後も地球研外での市民セミナーはハートピア京都にて開催の予定です。
 初回は、上賀茂神社(賀茂別雷神社)の権禰宜である村松晃男氏と地球研の秋道智彌副所長が、「京都の世界遺産―上賀茂の杜からのメッセージ」と題して対談を行いました。その要旨は以下のとおりです。

 地球研と上賀茂神社はおなじ上賀茂の地にあり、地域の環境や自然・文化のことを考える共通の場をもちたいという思いから、昨年4月に発足した「葵プロジェクト」に積極的に取り組むことを決めました。その核となるのが葵祭りに欠かせない二葉葵という草です。二葉葵はかつて境内に一面に広がっていたとされていますが、現在は山奥でしかみられません。
 葵プロジェクトは二葉葵の再生活動を地域の小学校、PTA、大学、市民の協同によって実施するものです。二葉葵の再生を通じて、地域の人びとが出会い、学ぶとともに、地域や地球の環境についてよりよく理解することをねらいとしています。そのための広範な活動の意義とその展開を訴えました。葵にはもともと「あふひ」、つまり人の心と心が出会う意味が含まれており、そのことが葵プロジェクトの出発点です。

grayline
写真をクリックすると拡大します。
写真10 写真20
写真(左から):所長あいさつ、村松晃男氏
写真16 写真11
写真(左から):対談の様子、斉藤教授(司会)
上に戻る
copyright