行事案内

第20回地球研市民セミナー
―「環境問題」のジョウシキを斬る―

【セミナーの趣旨】
 京都や滋賀にある鎮守の森には、クスノキやシイ、ツバキなどの照葉樹種が多く生えていて、西南日本の原生的な森林である照葉樹林の生き残りであるかのように論じられることがあります。しかしながら、江戸時代の絵図や明治時代の写真・絵はがきなどを集めてみると、多くの鎮守の森はかつてはアカマツやスギの林であったことが確認できます。このセミナーでは、現在の鎮守の森 と過去の画像を比較して、鎮守の森の景観的な変遷をたどりながら、いつ、どのようにして鎮守の森が照葉樹林化したのかを論じたいと考えています。

※「第20回地球研市民セミナー」の詳細(チラシ)のダウンロードはこちら( PDF )です。

【テーマ】

「鎮守の森は原始の照葉樹林の生き残りか?」

 
【講演者】

小椋純一(京都精華大学・教授) × 湯本貴和(総合地球環境学研究所・教授)

【日時】
平成19年9月21日(金)15:00−16:30(14:30開場)
【会場】
地球研・講演室 京都市北区上賀茂本山457-4 アクセス方法はこちらです
【受講料】
無料
【定員】
申込先着 100名
【申込方法】
E-mail、ハガキ、FAX、で受付。(御氏名並びに御連絡先をご記入下さい)
【申込先】
〒603-8047 京都市北区上賀茂本山457−4 総合地球環境学研究所
E-mail:こちら FAX:075-707-2106 TEL:075-707-2173

京都バス時刻表
地下鉄国際会館から「京都産業大学・市原」行のバス(40系統)をご利用下さい。
「地球研前」下車。
地下鉄国際会館発
地球研前発(帰り)
 13:58
 16:4016:55 
 14:1814:38 
 17:10
  
   
※叡山電鉄ご利用の方は「二軒茶屋」下車、徒歩10分です。
(叡山電鉄時刻表はこちらです)



  ※第20回市民セミナー以降の予定(日程と内容)をお知らせします。

 2007年9月からは地球研市民セミナーを上賀茂の地球研と 市内中心部で交互に行います。どうぞ日時,場所のお間違え のなきようご注意願います。


第21回 地球研市民セミナー
日 時: 10月12日(金)18:30−20:00
会 場: ハートピア京都(烏丸丸太町)  http://www.heartpiakyoto.jp/
講演者: 村松晃男(上賀茂神社・権禰宜)
 × 秋道智彌(総合地球環境学研究所・副所長)
題 名: 「京都の世界遺産:上賀茂の杜からのメッセージ」
概 要: 京都には上賀茂・下鴨神社、二条城をはじめおおくの世界遺産がある。このセミナーでは、世界遺産と 地域や市民とのかかわりを、上賀茂神社や市民、ボランティアらが進める「葵プロジェクト」をもとに考えてみたい。葵祭りに欠かせない フタバアオイの維持と復活にむけた活動は、どのようなメッセージを未来に向けて発信できるだろうか。


第22回 地球研市民セミナー ”「環境問題」のジョウシキを斬る”
日 時: 11月9日(金) 15:00−16:30
会 場: 地球研講演室
講演者:

阿部健一(京都大学地域研究統合情報センター・准教授)
  ×市川昌広(総合地球環境学研究所・准教授)

題 名: 「原生林だけで生物多様性は守れるのか?ー熱帯と温帯の里山ー」
概 要: 生物多様性の減少を防ぐためには、原生林を保護していくしかないのだろうか。生物多様性は、長い歴史と複雑な進化のたまもの だから、原生林の保護は大切であろう。しかし、一方で、さかんな人間活動の下で作り上げられてき生物多様性もある。セミナーでは、 生物多様性と人間の文化の多様性との関係についても言及したい。

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