第7回 地球研 フォーラム
「もうひとつの地球環境問題 会うことのない人たちとともに」
が開催されました


7月5日(土)午後1時半から5時まで、国立京都国際会館(左京区)にて、第7回地球研フォーラム「もうひとつの地球環境問題−会うことのない人たちとともに」が開催されました。事前受付と当日参加を合計して220名あまりの方にご参加いただきました。

地球研フォーラム直後に開催された洞爺湖サミットでは、地球温暖化防止にむけての二酸化炭素排出削減が主要な議題となりました。地球温暖化は、人類が現在直面している最大でかつ早急な対応を迫られている環境問題ですが、これとは別の視点で、急激に進行している経済的なグローバリゼーションの動きの中で、 私たちの身の回りの“モノ”が「越境」することによって引き起こされている環境問題を取り上げました。

立本成文所長のあいさつ、窪田順平・地球研准教授の趣旨説明に引き続き、村井吉敬・早稲田大学アジア研究機構教授「エビから見えてきたもの」、山根正伸・神奈川県自然環境保全センター研究部専門研究員「アムールトラの棲む森は今−木材越境が招く危機」、門司和彦・地球研教授「越境する健康問題−リスクのパラドックス」、阿部健一・地球研教授「「つなぐ」こと−東ティモールの環境保全型コーヒー栽培」の4題の話題提供が行われました。さらに4人をパネリストに、窪田順平・地球研准教授の司会で総合討論が行われ、活発な議論が交わされました。なお、今回の地球研フォーラムの成果は、地球研叢書として刊行する予定です。

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立本所長による挨拶、村井吉敬・早稲田大学教授、山根正伸・神奈川県自然環境保全センター研究員 (写真左から)


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門司和彦・総合地球環境学研究所教授、阿部健一・総合地球環境学研究所教授、議論の様子 (写真左から)