行事案内(フォーラム)

第6回地球研フォーラム
「地球環境問題としての『食』」が開催されました。

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  7月7日(土)国立京都国際会館(左京区)にて、第6回地球研フォーラム「地球環境問題としての『食』」が開催されました(13:30開演17:00終了)。事前受付と当日参加を合計して330名あまりの方にご参加いただきました。
 伏木亨・京都大学農学研究科教授は「人間にとってのおいしさ」として4つの要素があり、なかでも情報によっておいしさが左右されるというお話をされました。湯本貴和・地球研教授は「日本人はなにを食べてきたのか」として従来タンパク源は輸送が困難で地産地消にならざるを得ないため目の届く範囲で管理が行われていたが、今日のグローバル化で産地に目が行き届かないことが新しい問題を生んでいると指摘。佐藤洋一郎・地球研教授は「あなたの食卓はいま」として日本で食べる牛丼一杯に外国の水が1トンも使われているなど、食のグローバル化がもたらす負の側面を問題提起し、最後に、嘉田良平・放送大学教授が「農業・漁業の持続可能性を問う」という題目で国内農業の現状を紹介し、地産地消、旬産旬消による農業再生の必要性を述べました。総合討論は秋道智彌・地球研副所長の司会で、食をめぐる現在と未来について活発な討論が行われました。
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