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第4回地球研フォーラムが開催されました。

  2005年7月9日、第4回地球研フォーラムが国立京都国際会館で開催されました。今回は、「断ち切られる水」をテーマに、シルクロードの砂漠化など、水問題にかかわる発表があり、250人の来場者が発言に聴き入りました。

  NHK番組「新シルクロード」のプロデューサー井上隆史・地球研客員教授が砂に埋もれたシルクロードの古代遺跡の映像を紹介し、「古代はもっと水に恵まれていたはずだ。水がなくなった歴史の解明は砂漠化が進む現代の参考になる」と指摘しました。

 中尾正義・地球研教授は温暖化でユーラシア大陸の高山の氷河が溶け、河川への水の流入量が増えている半面、オアシスの砂漠化が進む現状を説明。「人口増や農業利用で流域の水需要が増えたのが要因。同じ現象が過去何度も起きている可能性が高く、歴史的変遷の解明が重要」と講演しました。

 パネル討論では砂漠化で規模が広がる黄砂などの現象を、来場者の質問も交えて解説しました。

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