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Twitterによるみなさまの質問・コメントへの回答
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その通りです。

   
世界中の人が思いやり(想像力)を持って他人に共感できるようになれば、地球環境問題は解決すると思います。でも人や民族によって価値観が異なる。やはり地球環境問題は、人間文化の問題なのです。
地球の環境が変化する速度を遅くしたり、変化する環境と付き合っていくための仕組みが世界中にできていて、その仕組みのもとで暮らしていくことを通して、これなら人間の社会も地球の状況と折り合いをつけながら続いていくだろうとみなされるようになった時。
地球環境問題のことなんて、考えなくてもヒトを含む地球上の生物が生きていくことができる状態になれば、「解決した」といえると私は考えています。

 
文理融合を強調している大学でも実態は様々です。専門性の細分化は教員ポストの数にそのままつながっているのも問題の発端だと思います。

   
グラフの横軸は季節を示しており、それが年々どのように変化したかを示しています。(したがって、短すぎるというご指摘は誤解です。)

   
湖沼堆積物中の放射性炭素(14C)を測定すると年代がわかります。

   
良いご質問です。降水量が増えると土の中の水分量が増えて、熱伝導率が変わり、夏に0℃以上になる深さ(融解深)が深くなります。その結果、凍土中の氷が融けやすくなるのです。

   
凍土の中にはまんべんなく地下氷が存在するわけではなく、氷が多いところと少ないところがあります。氷が多いところで融解深が深くなると、氷が融けて地面が陥没しやすくなり、そこに水が溜まりやすくなって森林が劣化します。

   
氷期に凍ってしまい凍土中に封じ込められている菌やウイルスがいるかもしれませんね。小生はその研究をしていませんのでよく知りませんが、機会があったら調べてみたいと思います。

   
メタン生成菌が活動しやすくなるからです。菌の種類によっては、低温で活発なメタン生成菌もいるそうです。

   
そうですね。色んな方法で土の中の菌が活動した証(二酸化炭素やメタンの放出量)を調べられるのですが、どれもなかなか難しいので大変です。

   
いずれやってくるであろう氷期に、また凍ると予想されています。

 
壁をなくして新しい学問「総合地球環境学」を構築しようとしているのが地球研です。といっても未だに文理の壁はあちこちにあります。
   
文と理は、人間が便宜的に区分けしているだけのものなので、無くしてしまった方が良いと思います。一人一人、得意なものを持ち寄って、地球環境問題を解決していきたいですね。

   
貴重なコメントありがとうございます。今年度末までには、なんとか結果を出したいと思っています。

 

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