水のある風景 変化と流転、そして地球の未来可能性
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|1|waterscape1986インドネシア共和国 スマトラ島36 37無人の泥炭湿地林に貧しい土地なし農民が次々やってくる。森林を斧だけで伐採し、鍬をふるって水路を堀り、商品となるココヤシを植えてゆくのだ。水路は過剰な水を排水するためだ。やがて企業が大型機器を持ち込みアブラヤシを植えるようになる。無限と思われた泥炭湿地林はあっという間に無くなった。《水路を堀り、泥炭地を拓く》阿部健一

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