卓上走査型電子顕微鏡 TM-1000
電子顕微鏡写真の例(毛髪・600倍)
電子顕微鏡写真の例(アリの頭部・60倍)
電子顕微鏡写真の例(ダンゴムシの頭部・50倍)
本装置は、固体物質の表面の微細組織や構造を観察するための装置です。無蒸着の試料でも、最大1万倍の倍率で観察する事ができます。生物や無機固体物質の成長、成因、機能に関する情報を得る事ができます。
観察対象に電子線を少しずつ位置をずらしながら(=走査しながら)照射し、反射してきた電子(または二次電子)から像を得ます。電子顕微鏡は光学顕微鏡に比べて焦点深度が極めて深く、空間分解能が高いので、観察対象表面の微細な形状や凹凸の様子、比較的表面に近い部分の内部構造の観察に優れています。 本装置では、炭素蒸着などの試料の前処理を行う事なく、観察を行う事ができます。