誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)(平成27年4月1日現在)

ICP-MSシステム全体像

ICP-MS Agilent 7500cx

オートサンプラー用クリーンブース

オートサンプラー
▊ 概要
本装置は、環境試料に含まれている主要元素と微量元素の定量および定性分析を行う装置です。地球上に安定に存在する殆どの元素に関して、測定可能です。
- ◆ 機種:誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS) 7500cx(アジレント・テクノロジー株式会社)
- ◆ 設置場所:Room8 : 同位体分析室2
▊ 原理
試料に含まれる様々な元素や分子をプラズマ化させ、高周波電圧を印可した4本の電極内を通過させる事によって目的イオンを質量電荷比の違いで分離し、それらのイオン強度を測定します。本手法では、水溶液試料に含まれる元素を、効率良く定量分析する事ができます。
▊ 用途
- ・淡水試料
- ・Li, Be, B, Na, Mg, Al, K, Ca, V, Cr, Mn, Fe, Co, Ni, Cu, Zn, As, Se, Rb, Sr, Mo, Ag, Cd, Sb, Te, Ba, Bi
について定量分析可能
- ・岩石および河川堆積物(分析条件確定作業中)
- ・貝殻(予定)
- ・植物(予定)