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iLEAPS 資料・情報

iLEAPS: 統合陸域生態系-大気プロセス研究計画(Integrated Land Ecosystem-Atmosphere Processes Study)
iLEAPSは、2004年に第2期IGBPのコアプロジェクトとして設立された。iLEAPSは、大気-陸域の境界を担うプロジェクトで、特に大気-陸域間のエネルギーと物質の循環、およびそれらの変動に関する物理的、化学的、および生物学的な諸過程について理解を深めることを目的としている。研究対象は広い空間スケール(分子規模から全球規模まで)と時間スケール(過去から現在を経て未来に至るまで)をカバーし、地上観測、衛星観測、数値計算モデルを統合的に用いた手法を駆使する。

日本の iLEAPS活動は、大気および陸域を対象とした各種の国内・国際プロジェクトと連携しつつ、18名のメンバーから成る小委員会によって推進されている。特に、iLEAPSの承認プロジェクトであるFLUXNET(陸域生態系の熱・水・二酸化炭素収支の観測ネットワーク)のアジア地域ネットワーク(AsiaFlux)に基づく熱・水・炭素収支の広域評価や陸域モデルの相互比較をはじめ、アジアモンスーン地域の生態系変動把握に向けた地上観測・衛星観測・モデルの統合、陸域生態系起源の各種温室効果ガスや反応性ガスの発生メカニズム解明などの研究が活発に進められている。