研究成果


1. アオコを殺す多様なウイルス様粒子が存在することを世界で初めて明らかにしました。
アオコの制御につながる基礎研究となりました。(京大・生態研)

2.原生動物や繊毛虫が異なった種類の細菌間における遺伝子の伝播を抑制したり、促進したりする働きがあることを明らかにしました。
生態系の進化機構の新しい切り口を示しました。(京大・生態研)

3. 沿岸内湾に入り込む潮流が海底泥の栄養塩を表層に運び、内湾の一次生産を支えていることを明らかにしました。
潮流、水質、生物の相互作用を考慮した持続的内湾養殖の重要性を一早く指摘しました。(愛媛大・農・環境保全)

4. 淡水域の渦鞭毛虫の耐久細胞の発芽機構を野外で明らかにしました。
この研究によってダム湖の水質管理法の提案につながりました。
(愛媛大・農・環境保全)

5.生物間の相互作用が弱くなる事によって、異なる生物が共存できるようになることを、マイクロコズムを使って明らかにしました。
人間が生き延びるためのヒントを与えました。(東北大・理・生物)

これからの研究:人間の環境改変が感染症の発生拡大を招くという仮説を実証し、
感染症を未然に防ぐ環境を明らかにします。(地球研)