北海道開拓記念館&アイヌ民族文化研究センター調査(2005.5.24-25)

 現在、北海道開拓記念館で開催されている特別展「ロシア民族学博物館アイヌ資料展−ロシアが見た島国の人びと−」の見学と調査を実施した。今回の資料は収集年代や収集者の来歴が明確なサハリンアイヌの民具が中心であることから、北海各地の資料との比較という意味でも得るものが大きかった。


 また特別展とは、別に今回の調査ではアイヌ文化に関わる博粒館展示についても、実際に担当された学芸員の方にお話を伺うことができた。これと併せて、アイヌ民族文化研究センターでは、同センターの方に研究活動の今日的な意味や目的などを伺うことができた。これらによって、本プロジェクト成果の社会的発信を考える上で大いに参考にすべき示唆を頂くことができた。今後、この成果をプロジェクトの中で活かして行きたいと考えている。