英国 National Archives 調査(2005.2.20-26)

 今回の調査の目的はNational Archives所蔵の公文書がどれだけ利用可能なのか、下調べを行うことにありました。英国における公文書は可能な限り同館に集められ、パスポートなどの身分証さえあれば、誰でも利用可能です。カメラを登録さえすれば、デジタルカメラによる文書撮影も可能でした。
 問題は、資料数が膨大であること、目録が完備されているわけではなく、ともかくページをめくってみないとどんな文書がバインディングされているか分からないことです。が、いずれにせよ、資料としての可能性は大いにあると思われます。既に利用している研究者は多くいますが、私たちが主に使うことになるであろうものとしては、Foreign Officeの文書を挙げねばならないでしょう。簡単な分類はMichael Roper,"The Records of the Foreign Office, second edition",Public Record Office,2002に掲載されていますので参照して下さい。