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カムチャツカの氷河

カムチャツカで最も長く研究されているコゼルスキー氷河。アバチンスキー火山とコゼルスキー火山のコルから南流するこの氷河は、州都ペトロパブロフスクからも近く、ヤロスラブ・ムラビエフ氏によって毎年質量収支が観測されている。氷河の下半分は、1945年にアバチンスキー火山が噴火した際に放出した軽石に厚く覆われている。(写真と文:白岩孝行)
カムチャツカ半島太平洋岸のボルショイ・セミアチック火山に発達するクロポトキン氷河。氷河の末端部には小氷期に形成されたと思われるモレーン群が見られる。(写真と文:白岩孝行)
半島中央部のクリチェフスカヤ火山群の高峰のひとつ、トルバチック火山。山頂部にはアイスキャップが存在する。山頂部のアイスキャップから溢流した氷河は、火山山麓へと伸びる長大なD型氷河を形成している。FRONT2002年1月号の表紙を飾った写真。(写真と文:白岩孝行)
太平洋岸のクロノツキー半島にある左チュシェフスキー氷河。クロノツキー半島で最大の氷河である。氷河末端は標高300mに達する。地学雑誌105巻2号の表紙を飾った写真。(写真と文:白岩孝行)
カムチャツカ半島最大の活火山、ウシュコフスキー火山(3903m)。北西からの写真。(写真と文:白岩孝行)
ウシュコフスキー火山山頂部はすっぽりと氷河に覆われる。左手の最高所の氷河下にはクレーターが埋没している。このゴルシュコフ・クレーターで我々は212mの氷コアを1998年に掘削した。解析の結果、約500年間の氷に相当し、現在、これを用いて古気候復元を行っている。(写真と文:白岩孝行)
ウシュコフスキー氷冠の山頂部には直径4kmのカルデラが埋没している。このカルデラを厚さ200-300mの氷河が埋めているため、もしウシュコフスキー火山が噴火すれば、大量の融解水が土石流となって下流の村々を襲う危険がある。事実、カムチャツカではラハールと呼ばれる土石流で多くの被害を受けてきた歴史がある。カルデラを埋積する氷河は、右手に見える溢流氷河ビルチェノックによって通常は排出される。ビルチェノックは12年周期でサージと呼ばれる突発前進をすることで有名である。(写真と文:白岩孝行)
カムチャツカ半島中央部バラギンスキー山地のカール氷河と岩石氷河。標高2000m程度のバラギンスキー山地には小型の氷河と岩石氷河が発達する。山地の景観は日本アルプスに酷似する。(写真と文:白岩孝行)