シリーズ「大槌学の地平から考える復興」シンポジウム
大槌町の郷土財を活用した復興まちづくり―湧水文化の再生に向けて―
【日時】
2014年6月14日(土) 13:30 - 16:45
【会場】
大槌町中央公民館(岩手県上閉伊郡大槌町小鎚)( アクセス)
【主催】
「大槌学の地平から考える復興」シンポジウム実行委員会
【共催】
総合地球環境学研究所「環太平洋ネクサスプロジェクト」
【主旨】
2011年3月11日の震災によって重篤な被害を受けた大槌町は、湾内を含め湧出する湧水に依拠する町である。同町は、今まで何度も激烈な地震・津波を経験してきたが、この豊かな湧水の存在が「郷土財」として町の成立を保証してきたといえる。しかしながら、今回の津波という環境激変において新たな状況が認められ、湧水環境が本来もっている頑強性と加速する都市化に対する脆弱性の解明が必要とされる。この解明を基軸にして、生物多様性の維持および湧水の依拠した生態系サービスや特徴ある国土環境を保全する営為は「湧水文化」として位置づけられ、社会的かつ現代的にもきわめて重要な課題となっている。
本シンポジウムは、こうした湧水を活用した地域づくりを実践している全国の多様な主体が大槌町に集まり情報交換し、さらなる交流を希求しつつ、今後の互いの活動をいっそう深化する契機となることを目的とする。ここで、基調講演に「東北学」の提唱者として著名な赤坂憲雄氏(学習院大教授)を迎え、また震災前から同町で研究活動を実施している研究者から話題提供をいただき、それらの成果を広く住民に周知し、合意を背景にした「復興まちづくり」への一助となることを期待するものである。
【参加申し込み連絡先】
大槌町教育委員会気付
「大槌学の地平から考える復興」シンポジウム実行委員会宛
問い合わせ:0193-42-2300
申し込み:0193-42-3031(ファックス)
(メール)