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岡本侑樹プロジェクト研究員・佐々木夕子プロジェクト研究員が
システム農学会より奨励賞を受賞

2013年11月2日、岩手大学にて開催されたシステム農学会秋季大会において、地球研プロジェクト「東南アジア沿岸域におけるエリアケイパビリティーの向上」の岡本侑樹プロジェクト研究員および「砂漠化をめぐる風と人と土」の佐々木夕子プロジェクト研究員が、システム農学会奨励賞を受賞し、それぞれ記念講演を行いました。

この賞は、農学関連分野(システム農学)において優れた研究を行い、今後のさらなる研究・発展が期待できる若手の研究者に贈られるものです。

岡本研究員の受賞課題は「ベトナム中部の汽水潟における環境と漁業に関する研究」で、地域に密着したレジデンス型の研究である点、自然科学・社会科学・政策を踏まえた学際的な研究である点、実践を踏まえた研究アプローチであり、農学的な問題の解決が期待される点が高く評価されました。

佐々木研究員の受賞課題は「西アフリカ・サヘル地域の村落における農耕民および牧畜民の生活と環境意識に関する研究」で、環境変化に対して脆弱なサヘル地域において、生業の違いによるリスクへの対処行動を明らかにするという研究の着眼点、徹底した現地調査により得られた貴重なデータに基づいた研究である点、研究成果を農学分野に限らず様々な分野における応用実践につなげようと試みている点が高く評価されました。

▲ 受賞した岡本侑樹プロジェクト研究員 ▲ 受賞した佐々木夕子プロジェクト研究員