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門司和彦地球研名誉教授がラオス総理大臣より友好メダルを授与

門司和彦地球研名誉教授(現長崎大学大学院国際健康開発研究科)に対し、ラオスにおける環境保健分野での長年の貢献を称え、ラオス総理大臣より「友好メダル」を授与されました。

門司教授は、研究プロジェクト「熱帯アジアの環境変化と感染症」(略称:エコヘルス・プロジェクト)のリーダーとして、2007年~2013年に地球研に在籍し、研究対象地であるラオスにおいて、感染症と環境や人々の生活について調査・研究を行ってきました。それ以前は、研究プロジェクト「アジア・熱帯モンスーン地域における地域生態史の統合的研究:1945-2005」(プロジェクトリーダー:秋道智彌教授)のコアメンバーとして、ラオスでの研究をスタートさせました。

エコヘルス・プロジェクトは、ラオス保健省・公衆衛生研究所、サワナケート県保健局と共同でラオス初の「地域人口健康調査システムHDSS」をソンコン郡とセポン郡に設立し、そこを拠点とした分野横断的研究を展開する等、ラオスの公衆衛生の向上に貢献しました。

授与式は2013年10月17日に執り行われ、ラオス保健省副大臣列席のもと、サワナケート県知事より授与されました。

翌日には、セポン郡「ヘルスボランティアトレーニングセンター」の開所式が執り行われ、「今後もラオスにおけるエコヘルスの増進を目指し、活動を続けていきたい」と門司教授は話しています。

 

授与式の様子

授与式の様子(左:門司教授 右:スーパン・ケオミサイ知事)

ヘルスボランティアトレーニングセンター

日本の官民草の根支援によって建設されたセポン郡
「ヘルスボランティアトレーニングセンター」